すっかり秋めいてきました。朝も寒いと感じるようになりましたね。そして夕方は4時を過ぎたあたりから急に冷えてきます。温度計を見なくても肌で感じること、それはとても大事なことです。

五感を大切にする

私が養鶏セミナーに参加した時に言われて印象に残っている言葉があります。「五感を研ぎ澄ますこと」養鶏の世界も機械化され、数値化されてきている中で、それでも大切にするべきは五感だとおっしゃった先生がいらっしゃいました。鶏舎の中に入った瞬間に、音(鳴き声、機械であれば異音)匂い(鶏糞などや機械の異常に関するもの)肌で感じる温度で状況を感じることができなくてはいけないよ、と。
例えば音、鳴き声がいつもと違わないかどうか。餌をやる人が同じ人であれば、鶏はその人が鶏舎に入ってきた途端に鳴き方が変わります。早く餌が食べたいとみんなが大騒ぎ、これが通常です。鶏舎が静まり返っていたり、奇声が聞こえたり、耳で感じることができる異常に気付くこと。
肌で感じる温度。これはとても大切です。温度計と今、感じている暖かさや涼しさを肌で覚えておくこと。いつも温度計だけを見て管理するのではなく、自分の感覚も大切です。
そして匂い。鶏糞がたまってくるとよくありません。嫌気発酵しているとくにおいがします。鶏糞を排出しないといけません、鶏舎の中の空気の悪さも病気を呼びます。そして、機械がおかしなにおいを出していないか、火事になるような機械の焼ける匂いだとかそういったことにも注意が必要です。

今朝、鶏舎に入ってほわっと暖かいというのはちょうどいい^_^17℃は適温ですね。

養鶏というのは鶏にとっていい環境を作るお仕事です。

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ヒロミ

ヒロミ

代表取締役(有)菅藤養鶏場
菅藤裕美(すがとうひろみ)です(有)菅藤養鶏場で生産管理、配達などしております。
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