こんにちわ♪卵を食べて体も心もおいしく幸せ♡あなたのたまごライフを応援します、河内裕美です☆先日「お宅のたまごにもやっぱりホルモン剤を入れて排卵させて毎日産ませたりするの??」というビックリなご質問をいただきました。この手の話は時々、聞くのです。たぶん、出所は同じなんだろうなぁと思うのですが。。。

「小学生低学年の女の子に生理が来るようになったのは、ホルモン剤入りのエサを食べて育った卵を食べたからだ」という話。

うーん、なんでそうなった??いろんなものを食べてるのにどうしてたまごに限定されるのかまず謎だけど。薬事法で抗生物質やホルモン剤の使用は禁止されていますので、使うことはありません。

仮に使ったとして卵はどうなるか?

「排卵させるためにホルモン剤を使う」ではそうしたとします。まず鶏が卵を産むまでに卵はどうやって出来るか説明します。排卵される卵胞は卵巣で約1gの小卵胞より18~20gの成熟卵胞になるまでやく10日かかります。そして卵胞の血中成分から取り込まれて卵黄ができ、卵白の形成に3時間、卵殻膜(内側の薄い膜)の形成に1時間、卵殻(卵の殻)の形成に20時間かかってようやく一つの卵が産まれてくるのです。では、ホルモン剤を使って2個排卵させたとします。。。。先ほどの説明からすると鶏のおなかの中で2個同時に卵を作ることになるわけですが、1個の卵を作るのに24時間かかるわけです。例えばそれを時間差で??卵殻を作るに至っては同時に2個形成するのはできないはずです。出来たとしても不完全な状態で産まれてくることになります。不完全な状態というのは、柔らかい卵殻、卵角膜だけで産卵されるようなことになると思うのです。不可能なことがわかっていただけますか?でも、自然に2個排卵されて産まれてくるのがラッキーたまご(黄身が二つのふたごのたまご)です。これは産卵初期のニワトリにある現象でこちらはごく自然のこと。2個排卵された卵が一つの殻の中に入って産卵されます。

なぜ毎日卵を産むのか

このホルモン剤の話をされた方は子供の時(戦後)ニワトリを庭先で飼育されていたことがあり、卵を産んでいたが毎日産んでなかった、ということを言われました。なので、最近のニワトリは毎日卵を産むようにホルモン剤を食べさせていても不思議ではないという考えもあったようです。現在の養鶏場での飼育とご家庭で飼育されていた鶏の大きな違いは餌と気温です。現在は餌の研究が進み、にわとりが一日に必要な栄養をバランスよく含んだ餌があります。庭先のニワトリたちはほとんどの場合が栄養不足のために、本来持っている産む力を発揮できなかったと思います。当時は人間の食べるもので精いっぱいの時代です、大根の葉っぱや野菜の切りくず、こちらもとてもいい餌ですが量が少ないと活動のエネルギーにのみ使われてしまい卵を形成するまでにならないと思います。あとは冬場の気温です。大寒の卵の時もお話ししましたが、寒さが厳しい中で小屋に入らず縁の下で暮らしていたニワトリは寒いし栄養は少ないしで卵を産まないのは当然と言ってもいい環境です。鶏の持つ毎日卵を産むという習性を最大限に引き出すことができるのが現在の養鶏です。毎日しっかり食べて、水も十分にあり、病気の危険から守ってやるのが私たちの仕事なんですよ♪

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hiromi

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菅藤裕美(すがとうひろみ)です(有)菅藤養鶏場で生産管理、配達などしております。reggae大好き☆猫ちゃんも大好き☆海外ドラマ大好きで構成されています。趣味はフラメンコです