ふみちゃん家のたまご☆河内です。先日、沖縄在住で労務士の城間さん(ジャジーさん)が沖縄のモアイという制度についてブログを書かれていました。こちらをどうぞ
私の住んでるところでは「たのもし」というのがあって、沖縄と同じく地域コミュニティとして今でもあります。たのもしは沖縄とはちょっと違ったところがあるのでご説明します^_^

「たのもし」とは?

毎月、親のところにたのもし金を持っていく日が決まっています。例えば、一人1万円と決まっていたら、10人なら10万円集まりますね。沖縄と違うところはこのたのもし金を「せる」んです。欲しい人がせるわけです。これは年に1回しかせることはできません。欲しい人は「せり金(きん)」をつけてせります。せり金は利息のことを言います。

例えば今月、たのもしをせりたい人が二人いたとします。
Aさんは10万200円でせると言っています。
Bさんは10万300円でせると言いました。
この200円、300円というのがせり金になります。利息をよりたくさん払うと言ったほうがたのもしをせることができます。ということでBさんがたのもしをせることができたということになります。
せったBさんは次の月から、毎月たのもし金1万円にせり金300円を足した10,300円がたのもし金となります。
最後にたのもしをせる人は、利息分をもらえてちょっとお得になるということもあります^_^

地域コミュニティなので

どうしても今月せりたい!というときは事前に親に申し出をしておくと、たのもし金をそれぞれが持って寄った時に「○○さんがせりたいって言ってたよ」と親がみんなに伝えるわけです。それを聞いた皆さんは、「そうなんだ~、じゃーうちは次にしよう」というふうになるわけです。こうすることで、せり金があまりにも高くなることを防ぐという役割もあるようです。

現在は、うちはたのもしをしていません。私が小学生の時に、両親がたのもしやってましたね。カレンダーにたのもしを持っていく日を書いていたのに毎月忘れてよく電話がかかってきていたのを思い出します(笑)
沖縄のように、モアイの日にみんなで呑みをするということはありませんでした。しかし、男性ばかりのたのもしの会では集まってお酒を飲んだりということもあるようです。集まりごとに飲みがあったり、それがお茶だったりするようです。うちが入っていたたのもしはお金を持って行ってちょっと世間話して帰る、というようなものだったようです。

 

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ヒロミ

ヒロミ

代表取締役(有)菅藤養鶏場
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